みなさん夏を満喫していらっしゃるでしょうか。ぼくはといえば8/12~8/20夏休みということで大はしゃぎです。自由最高。一年中夏休みならいいのに。休みに入ったらどこ行こうかなーと何気なく天気を調べたところ、天気悪っ!(; ・`д・´)ほぼ連日傘マーク☔テキヤ殺すにゃ刃物はいらぬ状態で、海やお祭りで仕事をする人は大変かもしれませんね。個人的にも夏は晴れて猛暑になるくらいが好きなのですが、まあ天気はどうしようもありません。海やプール以外にも夏の楽しみはあるでしょう。そもそも前回の旅行で行った佐渡島の海があまりにも美しかったため、今回は海以外にしようかなーなどと考えていたので好都合とも言えます。そんな感じで何も考えないノープラン小旅行にお出かけです。
今回の旅のコンセプトは、「近場を攻めよう」というものです。旅行というとどうしても遠くに行きたくなります。家から近いと旅行したという気分になりづらい気がするんですよね。全く知らない場所や地元から遠く離れた土地に行った方が、現実を忘れられて癒し効果が高い気がします。とはいえお手軽に行けるそれなりに遠い素敵スポットが中々思い浮かばなかったのと、雨が多いということで近場作戦を決行することにしました。
そんなわけで行先も決めずに高速に乗って適当に車を走らせます。都会を避けて行き着いた所で名所を探すとしましょう。自由最高。しばらく走るとカーナビがつぶやきます。
カーナビ「群馬県に入りました」
ほう。群馬県か。失礼ながらこれまで旅行先の候補として挙がったことは一度もない土地です。恐らく一番大きな街であろう高崎市で高速を降り、街中をドライブします。意外とでかい街だな(; ・`д・´)なかなか洗練された街並みで、駅もやたらと立派です。コンビニに車を停めてここでようやく目的地を考えました。群馬といえば世界遺産である富岡製糸場が有名ですね。。。
ぼく「興味ねえ('ω')」
どうもぴんと来ません。他になんもなければ行ってみようかなーとスマホをすいすいしていると、「吹割の滝」なる名所があるらしい。
ぼく「なにこれかっこいい(*‘∀‘)」
こうして目的地が決まりました。再度高速に乗り現場に急行します。滝の観光はこれまでしたことがありません。何年か前に富山県の称名滝を見に行ったことがありますが、残念ながらこの時は落石のため途中までしか山を登れませんでした。山の途中にある軽食・売店コーナーで山菜そばを食べて引き返すという無念な結果だったのですが、その売店からとった写真がこちら。
称名滝(2~3年前?)

日本一の落差を誇り、その高さは350mだとか。東京タワーより高い滝ってえらいことですよ。このときは遠くからしか見れませんでしたが、この距離でさえ水の動きや音がわかるほどだったので、近くで見たらそれは恐ろしいほどの迫力だろうなと感じました。いつかまた行ってみようと思います。
話を戻して群馬県。しばらくして高速を降り、山に向けて車を走らせます。お気に入りの音楽を聴きながら知らない道を走るのはとても贅沢な気分になれます。徐々に車が増えてきました。どうやらなお目当ての滝が近づいてきた模様。看板に従い無料駐車場を見つけてそこに侵入にします。
係員のおっさまがくれた駐車券

なるほどこういうシステムね。お土産はもちろん買うので全然オッケーです。車を降りてトコトコ歩くと遊歩道コース発見。


いいねいいね。好きだよこういうの。
トンネルを抜け階段を下って行くと、水のせせらぎの音が徐々に大きくなってきます。

川幅広!

流れは穏やかですが想像以上に広い川です。
出た

階段を降り切るとおなじみの看板が。こういうところに来ると必ず達人の業を要求されます。落ちるのは水だけにしておくれ。

川沿いの遊歩道に出ると、雄大な山と川がお出迎えです。息をのむほど美しい景色に見とれてしまい、足元がちょっとすべりました。天気は曇り空で小雨が降っていましたが全く気にならない素晴らしさ。かえって空気の清らかさが増しているようにも感じます。歩道を歩きながら上流から下流に向かって数十メートルほど歩くと徐々に水の流れに変化が現れます。

なんだあれ。。。なんか割れてる。。。水の音もサラサラという感じからザアザアと力強いものに変ってきます。

怖っわ!(; ・`д・´)
観光客と比較するとそのスケールがわかると思いますが、想像以上にダイナミックです。どうしたらこんな形になるんだ。狙って造ったとしか思えないようなナイス観光資源。水は澄んでいますが、深さがあるようで黒々としています。これ落ちたらどうなっちゃうのよ。考えたくもないけどぜひ誰か飛び込んで感想を聞かせて欲しいと思わずにはいられません。


初めての滝の鑑賞としてはいささかトリッキーなジャンルかもしれませんが、とても気に入りました。水と木々と空は非常に相性が良い。タバコとウイスキーのようにお互いが無くてはならないパートナーのようで、どこをどう見ても絵になりますね。しばし見学した後さらに下流にむけて歩を進めます。滝以外も見どころが満載で、ついつい足を止めては見入ってしまいます。

岩肌の形状が怪物の顔のようにも見えますね。


もちろん遊泳禁止ですが飛び込んでしまいたい衝動に駆られます。まあどっちにしろ怖くて無理ですが。

時折放送が流れ、「危険ですので白線より外に出ないで下い」とアナウンスされていましたが、言われなくても出れんわというほど白線がギリギリのところまで攻めていますね。
そして遊歩道の終点に着いたところで、Uターンして今来た道を引き返します。先ほどの落石注意看板のところで分岐があり、山を登る方面のルートがあったためです。


下流から上流にむかって歩くことで風景の表情が少し変わったようで面白い。

あの吊り橋を渡ってみたい。あそこから見る風景はどんなだろうか。どれだけ奇麗な風景を見ても、さらに奇麗な風景を求める人間の欲深さには呆れたものです。水は落ちるがオチは無し。期待に胸躍らせつつ次回に続く( ・`д・´)