リフトを降りてしばらく歩くと看板がありました。

この看板を左に行くとお釜を近くから見ることが出来、右に行くとレストハウスや遠くからお釜を鑑賞できるスポットがある模様。まずは右に向かいます。

一見整備された道に見えますが、砂利や小石で歩きづらいです。

お釜鑑賞ポイントに到着。
雲に覆われてほとんど白色しか見えませんね。

雲の切れ目にうっすらとエメラルドグリーンが見え隠れしています。よしここからじゃ無理だ。近くに行こう。
そのまま歩いて行っても良かったのですが、一旦リフトで戻って車を頂上のレストハウスまで移動させることにします。食事やお土産を買いたかったので。

まじか・・・(; ・`д・´)
リフト乗場は来た時よりガスが濃くなっているように見えます。数メートル先が真っ白で何にも見えないじゃないか。しかし係員さんは何事も無いように平常運転で仕事をしています。怖いけどこのリフトに乗らないと車に戻れません。意を決して乗り込みます。
・
・・
・・・
怖かった(;´∀`)
無事到着し、安心して一休みしていると小腹が空いてきました。売店で暖かいコーヒーと軽食を購入。

玉こんにゃく
その名の通り、玉状のこんにゃくが串に刺さっています。なんとも地味な食べ物だなと思っていましたが、これが予想を超える美味しさでした。プリプリとした食感と、内部まで染みわたった醤油味とカラシがとてもよく合います。寒かったので、その暖かさもあり難きものでした。
車に戻り、改めて頂上に向け運転再開です。ここからだとアッと今に到着ですね。駐車場に車を停め、先ほどスルーしたレストハウスで食事をしました。

山菜そば
お山にきたらやっぱ山菜そばでしょう。これも暖かくて山菜の香りも良くていとうまし!
さて食事も済んで雲も若干晴れてきた様子です。お釜に近づいてみよう。
近接鑑賞スポットまでは中々の距離があり、足元は石と岩と傾斜で歩きづらく、標高のせいで空気も薄く、寒さと強風も強敵です。そんな中で息切れしつつもやはり楽しい。こんなお山を歩くことは滅多にないので、目に映る景色や高山植物たちが珍しいものばかりです。

そしてついに鑑賞スポットに到着。この手すり越しにお釜を見やると。。。

・・・!(; ・`д・´)
言葉にならない・・・。息をのみ、身動きも瞬きすらも出来なくなるような気分です。
なんというスケールか。すり鉢状の火口にできたエメラルドグリーンの湖は、雲の影と太陽の光で湖面に様々な模様を作り出しています。模様は風に合わせてその形を次々に変化していき素晴らしく美しい。こんなにも穏やかでダイナミックで美しい景色を見るのは初めてです。これが噴火の爆発で出来たものだというのだから自然の力の無茶苦茶ぶりには驚きです。しかしこれはいつまでも見ていられるな。雲の動きで湖面やガスが色々な表情に変わります。湖の中には生物は一切いないそうで、標高の高さも相まって怖いほどの静けさも感じます。そしてやっぱり寒い。歩いているときは気になりませんでしたが、立ち止まって強い冷風にさらされると一気に寒くなってきます。少し歩くか。
写真

鑑賞スポットからさらに山を登ってみます。相変わらず足元は悪く、さっきまで晴れていたのが嘘だったかのように雲で視界が真っ白になります。

火星か?(; ・`д・´)
地面が赤くなってきて、どこかの別の惑星にきたような景色です。風に混じって水滴がとんできました。雲の中のできたての雨でしょうか?すれ違う人もほとんどいなくなり、登りの傾斜だった道がほぼ平坦になったところで引き返すことにしました。真っ白で幻想的な世界をただひたすら歩くのは何とも言えず楽しいのですが、それ以上に視界が悪すぎて非常に怖いです(;'∀')
引き返す道中、お釜と再会してその姿を改めて鑑賞します。どう考えても最高です。ほんと来てよかった。名残惜しいですがいつかまた訪れることを誓い、お釜に別れを告げます。
無事レストハウスまで辿り着いたので、おやつを食べます。歩きながら絶対あれを食べてやると思っていました。

牛タンフランク。
最も高価な軽食です。これとファンタグレープを購入しておやつタイムです。しかし今日はよく食うな。やはり登山はエネルギーを消費するものなのか。牛タンフランクは非常に肉感が凝縮された一品で、中々のボリュームです。肉好きにはたまらないそのお味は非常にうまし!( ゚Д゚)お土産も購入して今回はこの辺で引き上げることに。この『お釜』は、とてもお手軽に訪れることができ、スバラシイ絶景が見ることができます。是非多くの方に見て欲しいですね。
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