気が付けば11月も半ばを過ぎ、年末調整の処理を終え、クローゼットの奥底から加湿器を引っ張り出し、出かけるときにはコートを着る季節になりました。
嘘だろ。。。(; ・`д・´)
なんという時間の速さか。このスピード感はもはや怖いくらいです。しかも、今後このスピードは衰え知らずで加速し続けることは明白です。恐れおののかずにはいられません。しかし先のことを考えてもしかたありません。こういう時は美味しいものを食べてヘラヘラしていれば万事OKです。というわけでいざ出陣。
七輪

最近一軒目は肉という流れが多いですね。空腹時の肉は、何にも勝る幸福感を得られます。今回訪れたお店は「ホルモン」が一押しらしく、これまでと一風変わった焼肉祭りを楽しめました。ホルモンは食感が柔らかく、凄くさっぱりしていておいしいですね。他にもカルビ、タン、カシラ、砂肝などなど、牛、豚、鳥の三つ巴肉大会でした。大量のキャベツと冷奴とシイタケもいとうまし!料理もさることながら、その他サービス色々充実してました。女性半額デー!とか、焼肉の匂いが気になる方は上着を入れる袋をくれたりとか、サイコロを振ってゾロ目ならハイボール無料!とか、色々と面白い試みがされていて楽しいお店でした。
お次はすぐ近くにあるレストランバー的なお店。このお店は以前から気になっていたのですが、いつ見ても席が埋まり気味の繁盛店だったので入れずにいたお店です。今日は時間も早いしどうやら席がありそうです。いざ入店。

テーブル席に通されると、鮮やかな赤い花が描かれた厚手のテーブルクロスとキャンドル。おしゃれている!お店全体がエキゾチック風味な雰囲気をふんだんに醸し出しています。席と席の間には、糸みたいなのれん(ストリングカーテンというそうです)で仕切られており、オープン過ぎず、かといって密室感もなく、ほどよいパーソナル感を作り出しています。コースターは真っ赤な毛糸で編まれたまん丸形状。毛糸のコースターなんて初めて見たぞ。天井にはこじゃれたカッコイイプロペラが沢山くるくるしており、照明も緑の草の飾り付けが上手に施されています。完全にクリスマスカラーですが、それを上手く抑えて控えめに演出されている感があります。BGMはOLD ROCK というか CLASSIC ROCK というか、なんというか懐かしい古い感じのロックミュージックです。良くわかりませんがビートルズ風味です。
素晴らしく素敵な店だなここは。様々な装飾品が店内の壁に所狭しと置いてあるのにもかかわらず、ホコリ一つなく綺麗に陳列してあります。そして店内全席禁煙。喫煙者のぼくにとっては若干気になる点ではありますが、ここまで綺麗ならそれも致し方なし。むしろその方がいいとすら思えます。外に喫煙スペースを設けてくれていますし全く問題ありません。
先ほどの焼肉で、満腹具合が8割に達していたので、ここは軽くコーヒーでも飲んでおくかと思ったのですが、何やら料理もおいしそうです。こじゃれた雰囲気に乗っかってワインなどを頼んでみよう。お通しがあるかもしれません。

赤ワイン

そしてオシャンティーお通し
チーズとマカロニとエビとタコス。
全部うっまい(*‘∀‘)この店は食べ物も美味しいということが判明してしまいました。こうなったらやるしかない。禁断の焼肉の直後にピザを食す!

秋限定のきのこピザ。
うっひょー(゚Д゚)!
このピザは本当に美味しかった。生地は極薄でパリパリタイプ。トマトとベーコンとシメジのシンプル具材で、秋丸出しのサッパリ秋ピザです。これまで食べたピザの中でも相当うまい部類だぞこれ。焼肉後なのに全然気にならないどころか、もっと食べたいとすら思うほどです。とはいえ流石に満腹になっているのも事実。今日はこの辺にしてまた後日来よう。

お会計の後で出してくれたあったかいお茶。なにやら沢山の穀類が入っているようで、ほんのり甘くていとうまし。最後までスバラシイぜ。
そして腹ごなしに夜の街をぶらつき、最後に訪れたのはバー。それもいつもと違って、繁華街からかなり外れた住宅街に溶け込んだ隠れ家的バーです。以前帰る途中でたまたま見つけたのですが、民家、民家、バー、民家、民家、民家。みたいな配列で、いくらなんでも隠れすぎだろと思わずにはいられない立地です。若干入りずらい感はありましたが、いざ入店。
カウンター席5~6。テーブル席は4人掛け×2。バーテンダー1人、オーナー1人、客はゼロ。まだ夜の11時前くらいなのでこんなもんでしょうか。適当にお酒を頼み、その二人の店員と会話を楽しみました。オーナーはロングヘア―にヒゲ面に黒ぶち眼鏡のスーツ姿というなかなかパンチの効いたいでたちですが、話を聞くとどうやらぼくと同じ小学校、中学校ということが判明します。しかもぼくの一歳年下なので、同じ校舎で生活をしていたということになります。なんともサプライズな出来事で大いに盛り上がったのですが、オーナーは他の店にも顔を出す仕事があるとのことで店を出て行きました。
残されたバーテンダーと会話をしていると、常連と思しき二人の客が来店しました。夫婦のような雰囲気の二人は、バーテンと朗らかに挨拶をし、いつもこんな感じなんだろうなと思わせる親密具合です。そして会話の中で女性客の方が本日誕生日であると判明すると、バーテンは無言でグラスを五つ用意し、シャンパンを用意しだしました。
ぼく(なんで五つ?他にもだれか来るのかな?)
そう思っていると、どうやらぼくたちにもシャンパンを振舞ってくれるご様子。マジスカ?インスカ?(; ・`д・´)こうして、つい数分前に初めて出会った人々とシャンパンで乾杯をし、不思議な気分になりつつもとても楽しい一時を過ごさせていただきました。
今回は良いお店を沢山見つけることが出来て本当に良かった。しかしそろそろぼくも一つの店に絞って通うという行動に出てもいいのではなかろうか?人と深く繋がることに二の足を踏む性格なのでそれが中々難しい。なんか気が引けるというか、勇気がいるというか。とはいえ他人との関わりも楽しいことなので、頑張ってみようかと思うこの頃です。